古川さんがリフォームを手がけた I さんの家は、耐震診断を受けたところ、危険なレベルであることが判明しリフォームすることになりました。誰に頼むかの基準にしたのは、木造に詳しい人であること。古川さんを選んだのは、古川さんが奥様の知人と同じ美術系大学の出身だったこともあるそうです。
外観はほとんど変えていません。
和室だった部分を土間に造り替えました。玄関とつながっている家族みんなの趣味のスペースです。山登りや自転車、自作の絵画や彫金の道具まで、何でも置けます。室内はあえてラフな仕上げにしました。
明るくて気持ちのいい階段。光に向かって自然に上がりたくなります。
2階ホールの一部は、1階の食堂にに光を落とすグレーチングになっています。
1階の天井、2階から自然光が下りてきます。耐震性を上げるだけではなく、様々な工夫によって居心地の良い家になりました。
古材を利用した寄せ木細工の机。美術系ご家族の美しいものへのこだわりが伝わってきます。
見学させていただいたお礼に古川さんがお得意のカレーを作りました。古川カレーの極意はスパイスの香り。出張料理をするほどの腕前です。
Iさんご夫妻と設計者の古川さん。美味しいカレーをいただきながら、リフォームのきっかけや住み心地をうかがいました。竣工後も良い関係が続いています。
設計:古川泰司 リポート:半田雅俊
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