

古川泰司 (ふるかわやすし) / アトリエフルカワ一級建築士事務所
●住宅の設計で大切にしていること
「つくらない」「かざらない」「一緒につくる」が アトリエフルカワの家づくりです。
「つくらない」「かざらない」とは、丁寧に作ったお料理を引き立てるシンプルな器のような家。家は、住まい手の生活を引き立て、ささえ包み込む器でありたいと思っています。
「一緒につくる」とは、押し付けるでもなく言いなりになるのでもなく、対等にお互いの力を出し合ってつくる建築。これは実はお互いを邪魔しない建築です。
家づくりのプロセスを一緒に楽しみましょう。一緒に歩いたり走ったり時には立ち止まったり、プロセスを楽しむ家づくりでは、セルフビルドだってサポートします。あなたの生活の器を一緒に考えます。
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ブログ:「af_blog」
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長野県の小渕沢に富士山の見える終の住処を探してたどり着いたご夫婦。出来るだけ自分たちの手で家づくりをやりたいとご相談に来られました。
積雪に耐えられる骨組みと、富士山を眺める大きなテラスを中心としたシンプルなプランを、ご予算と相談しながら提案し、けんけんがくがく打ち合わせを重ねました。全てを自分たちの手で作るのは無理なので、どこまでをプロに頼むのか、自分たちでやるのか、工事の項目を一緒に眺め整理して完成した家です。
最後の仕上げと味付けは建主さん自らの手でやられています。私はお二人の生活を生き生きとさせる生活の素の器を作らせていただいたのだと思います。
わらしべの里共同保育所




「子供たちの木の家を作って欲しい」そんな願いからこのプロジェクトは始まりました。
子供たちはどこに行っても遊びの達人です。彼らの遊びを邪魔するような建物を作ってはいけません。
住宅の場合でも私は子供たちに喜んでもらえるのが一番の評価だと思ってます。完成見学会でも、親御さんに連れられて来てくれた子供たちが走り回ってくれたら、私の設計は成功です。この保育園でも、子どもたちが生き生きと走り回ってくれるように考えました。
広く開放的な空間を無垢の木で実現すること。そのために品質の高い木材を手に入れる必要がありました。そして私にはそれを実現できる製材所さんたちなどの仲間がいたのです。
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築40年以上のご自宅を、老後の生活を見据えた生活を、建て替えではなくリフォームで実現しました。
ご予算としては贅沢しなければ小さな一戸建てならは建てられるかも、というくらいでしたが、同じ予算のリフォームで耐震性や断熱性能を上げる事が出来るならば広さを確保できるリフォームが良いと選ばれたのでした。
空き家でも築年数の高い家でも中古住宅でも、現況をちゃんと診断して直すべきところを直せばかなりいい線まで生き返らせることが出来ます。
住む場所に関しては、人生の選択はこんなところにもあるのです。我々設計者は良きアドバイザーでなくてはなりません。住まい手の生活の器として住まいををより豊かなものにしていくためのアドバイザーです。