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木の風合いをいかして絶景を演出


麓には利根川が流れ、正面には前橋市のシンボル『赤城山』を望めるという、まさに絶景が楽しめるロケーションに建つ「対岳荘」。 この絶景をさらに絶景にしたい。そんな設計にトライしたのがこの家です。


まずフローリングの板にご注目を。 普通、フローリングは長い辺にそって並列に貼っていきますが、そのセオリーに反して、長い辺にそって縦列に貼りました。

そうすることで一気に外へと向かう視覚効果が演出されて絶景がより引き立ちます。 もちろんバルコニーの板のラインともあわせて、さらには天井に貼った竹も外へと向けて視線を気持ちよく誘導していきます。


この視線のベクトルを邪魔しないように軒と天井高さをあわせ一体感を出しています。 季節の美しさを思う存分楽しめる家になりました。

対岳荘/設計:根來宏典

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