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Webマガジン「木の家に会いにいこう」
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京の隠れ里・大原
京都市内からバスで一時間ほど。街の喧騒から離れ、のんびりとした時間を過ごせる場所。里山風景に癒され、茅葺民家に癒され、小屋に癒され、苔に癒され、石段に癒され、温泉に癒され。大原といえば三千院。わらべ地蔵に癒され、彼岸花に癒され。もちろん大原ならではの美味しい食事にも癒されたりと。 根來宏典/築紡


わらびもち
暑さ続いておりますね。京都にはわらびもちの名店がいくつもあります。そのひとつが、こちらの祇園饅頭。高級とか上品とかではなく、普通のもの。しかし侮るなかれ。1819年創業の老舗中の老舗。店舗は祇園南座の隣に構えているのですが、こちらは小さな京町家に構えた工場であり、直売してく...


空中経路@京都駅
京都駅ビルの中に入っている伊勢丹10階部分とホテルグランヴィア7階広場を結ぶスカイウェイ。夜は照明効果で幻想的。京都タワーをはじめ、市街夜景が臨めます。地上45m、長さ150mほどの細い通路。グランヴィア側の長いエスカレーター下から見上げると「おぉ、あそこを歩いていたのか、...


石水院
梅雨が明け、すっかり夏ですね。京都市内からバスに揺られて北西に。栂尾山にある古刹・高山寺。世界文化遺産に登録され、鳥獣人物戯画、日本最古の茶園としても知られています。山の地形を活かした境内は山寺ならではの趣。国宝に指定されている石水院は、鎌倉初期の寝殿造風住宅。入母屋、杮葺...


利休の茶室
山崎の合戦(1582年)において、秀吉が千利休に作らせた『待庵(国宝)』が、ここ妙喜庵にあります。現存する利休唯一の茶室。 二畳隅炉室床付きの茶室。躙り口は、淀川の屋形船の入口がヒントになったといわれており、ここ待庵で初めて実践したと言われています。今の一般的な躙り口に比べ...


苔寺
苔が美しい季節です。京都市西京区にある西芳寺。苔寺と呼ばれていますね。現在の庭園の原型は、無窓国師により1339年に作られたもの。当時は白砂青松の姿だったそうです。応仁の乱、戦国時代を経て、幾度とない西芳寺川の氾濫があり、さらには廃仏毀釈により荒廃してしまったお寺。それらの...


伏見の酒蔵
名水の街として知られる京都伏見。城下町として栄え、秀吉はその築城に際して全国から大工や職人を呼んだそうです。それと比例するようにお酒の消費量が増えていったとのこと。酒蔵が建ち並ぶ街並みは美しい。月桂冠、黄桜をはじめ16の蔵元があり、利き酒も楽しめます。日本酒造りの源「伏水」...


京の隠れ里
新緑の季節。京都お薦めのスポット『大原』。市内のオーバーツーリズムや暑さから逃れるように。三千院や寂光院が有名ですが、その里山風景が美しい。山紫水明の恵まれた環境。畦道を足裏に感じ、水のせせらぎに耳を傾け、草花の匂いに癒されます。棚田に水が張られる季節でもあります。紫蘇の産...


四季折々
平安神宮の『神苑』は、明治28年、小川治兵衛の作庭によるもの。社殿を取り囲むように南・西・中・東のエリアがあります。まず南神苑では「枝垂桜」の樹々の風景が広がっており、花見シーズンに訪れたい。西神苑は百虎池に咲く「花菖蒲」で、初夏に訪れたい。中神苑は蒼龍池の「カキツバタ」で...


飛脚
京都祇園のど真ん中にある佐川急便さん。京町家の佇まい。佐川急便さんは昭和32年、京都にて創業したそうで「京のおもてなしの心」を大切にしたサービスを行っているとのこと。 飛脚という言葉をはじめて知りました。信書や金銭、為替、貨物などを輸送する職業またはその職に従事する人の...


高瀬川
1614年、3年の歳月をかけて作られた京都・高瀬川。その目的は物資の輸送のため。大坂から伏見港に入り、この運河を使って御所や二条城に届けられた水運。一日に170隻もの舟が行き交うこともあったそうです。川幅が狭く、荷物の揚げ降ろしの場所が必要ということで設けられたのが船入(舟...


高台寺
京都東山・八坂さんの奥にある高台寺。秀吉の没後、その菩提を弔うために夫人・ねねが開創したお寺。ねねの道から上がる緩やかな階段が美しい。小堀遠州の庭園も見どころなのですが、竜が昇天するがごとく掛けられた臥龍廊のダイナミックさは見ごたえあり。利休好みといわれる二つの茶室がありま...


大塀造の京町家
京都御所の南、閑静な住宅街にある大塀造の京町家。大正15(1926)年の建築。門をくぐると、脇には供待や雪隠を設え、前庭を露地に見立てた数寄屋の意匠。モダンな切石の延段に歩を進めると、その先には玄関を兼ねた四畳半の茶室がお出迎え。坪庭を挟み、奥座敷は書院造。雪見障子越しに奥...


旧新島邸
同志社の創立者である新島襄とその妻・八重の私邸。1878年に竣工。設計者、施工者ともに不明。外観は洋風なコロニアル様式、工法としては日本的な真壁造り。東、南、西の三面にバルコニーが回り、開口部には木製鎧戸、その上部には障子欄間が付いております。セントラル・ヒーティング、床の...


山科さんぽ
季節の変わり目。暖かくなったり、寒さ戻ったり。先週の土曜日は気温が上がり、上着が必要ない暖かさでしたね。 京都山科を散歩してきました。南山城、大和、近江につながる交通の要衝として歴史ある町。また琵琶湖から引き込まれた疎水が地上に露われるエリアで、4キロほどの遊歩道になってい...


心の拠り所
大阪市大正区にて、[アトリエ+店舗+住居]一体型シェアアトリエ『ヨリドコ大正メイキン』と、[福祉×アート×小商い]多世帯が交流する地域の相互扶助コミュニティ長屋 『ヨリドコ大正るつぼん』の2棟を見学。築65年、当時は文化住宅と呼ばれた長屋のリノベーション。前者は世界に発信...


京都・鷹が峯の麓
【光悦寺】 江戸時代初期、本阿弥光悦が家康から与えられた土地で、当時の文化人や芸術家を集めた芸術村。寺院となったのは光悦翁が亡くなった後のことだそうで、境内にはお墓があります。光悦寺といえば、モミジで覆われたアプローチが有名。冬景色は、、、と思いつつ足を運んだのですが、開け...


【リノベでかなえる素敵な暮らし】
KINOIESEVENの有志と地域密着の工務店@タカキホームでイベントを開催します。 今回のテーマは「リノベで かなえる 素敵な暮らし〜新築とリノベ、あなたならどっち〜」です。 参加する建築家は、マツザワ設計 松澤静男 、築紡 根來宏典 、小野育代建築設計事務所 小野育代...


木の家を楽しむ-blog 5
木の家を楽しむが発売されて2年が経ちます。今年はブログで「木の家を楽しむ」の7軒の家を少しずつご紹介しようと思います。 本も発売中です。amazon No.5 リゾート感ある軒の深い平屋 多彩な趣味が棚を彩る ○寺院建築やリゾートホテル、多様なイメージが融合...


収納を暮らしの動線から考える(動画ミニセミナー根來)
「収納を暮らしの動線から考える」7分32秒 説明文:収納を、ウォークインではなく、スルーにする。 室単位がウォークスルーで繋がっていれば、 家全体に回遊性が生まれ、機能的に家事が行え、暮らしが楽しくなりますよね。 そんな住まいの設計ポイントをお伝えします。 築紡 根來 宏典
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