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木に包まれて(木も適材適所)




木を使うと言っても、選び方、使い方が大切です。これが絶対という事や、間違いという事は無くても、知って使うと良いことはたくさんあります。写真の中庭の床材は水に強い米杉(レッドシダー)に木材保護塗料を塗布。居間の床は椅子の暮らしに適した胡桃(広葉樹)のフローリング、構造材の梁や垂木には構造的に安定性のある米松、そして野地板(天井)は構造強度も期待してのラーチ合板を採用していました。色合いも変化し、長い間木を楽しむ事が出来そうですね。


トイレも木で構成されていますが、水廻りでは撥水塗料などが塗ってあります。木の良さを活かしながら、欠点を塗料などでカバーしているようでした。木の適材適所は性能だけではなく、意匠性や安全性など、多くの項目が検討され決められます。もちろん予算も大きな要素です。


開放的に暮らせる中庭がある家/設計:石黒隆康 文:松澤静男

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