敷地を存分に活かした木の住まい

最終更新: 6月27日

お寺の境内の裏手、大きな木々が見える袋小路状になった通りに建てられた、松澤静男さんと有紗さんが設計した戸越の家を訪問しました。


敷地は旗竿敷地のため、通りから見える外観はほんの一部、カーブを作った路地状のアプローチに植えられた緑と、外壁にしつらえた木格子が優しい印象の家です。




中に入ると、、、通りから見た様子からは想像がつかない「思いもよらなかった」ゆったりした空間がありました。敷地形状が「く」の字、更に高低差がある難しい敷地ですが、平面形状も地面の高低差も敷地の形状をそって建物を構築することで、その場所の魅力がそのまま家の中に反映されています。


もう一度玄関から入り直すと、、玄関を右手に折れるとゆったりした対面キッチン、この対面キッチンに入ると空間全体を見渡すことができます。


左手に畳室、右手に大きな掃き出し窓、、くの字の曲がったところにある階段を5段降りたところに家事スペース、さらに奥にはリスニングルーム。この家事室から光が入り、奥は見えないけれど、空間が広がっている様子が「見えがくれ」することで広さを感じます。



2階は寝室・収納と、階段を上がってすぐ、寝室の手前に洗面とトイレがあります。階段とは木格子でゆるく仕切ってあり、洗面といえども、木と漆喰のとてもリラックスできそうなつくりです。


















寝室は柱を無くし、梁を大胆にかけてゆったりした空間を確保されています。バルコニーは作らず、寝室の南部分をサンルームとして洗濯物も干せるようにしてあります。


右手の障子を開けると、、、隣の神社の大きな樹木が見えます。さらに窓から顔を出すと、ビル群が見えて、ここが東京だったということを思い出す、、、といった感じで、まるで都心にいることを忘れてしまう、心地よい木の家でした。









松澤さんとパートナーで娘さんの有紗さん。次の設計の打合せ中でしょうか?













(設計:マツザワ設計・松澤静男 /レポート:小野育代建築設計事務所・小野育代)

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