木の家 性能のアイデア
①では木 そのものを活かすアイデアでしたが、今回は木の家でも活かされる性能・機能について紹介させて頂きます。
見た目は木と漆喰の家でも実は高性能住宅であったりもします。断熱は外張り+充填と欲張り、その上遮熱を加えます。断熱は意匠や構造にも関わりますので、様々な検討をします。
外張り断熱の上に遮熱シートを施工したところです。完成すると見えなくなってしまうところですが、工事中でも断熱性能の向上を感じ取ることが出来ます。
屋根の中です。ここも見えなくなってしまうところですが、外断熱の上に防水を済ませてからこんな工事をします。この上に屋根材のガルバリウム鋼板が張られるのですが、ここを太陽熱で暖められた空気が上昇し、家の内部に取り込まれます。冬でも40~50度くらいになります。ファンで床下に送られて家を暖めます。もちろん夏も涼しくする方向で役立ちます。
この家は古民家の一部を再生したものですが、見えない壁の中などが高性能使用になっています。見た目が美しい木の家ですが、見えないところはしっかりと近代化しています。
次回はその③間取りのアイデアです。最終
マツザワ設計 松澤静男 https://www.aa-mat.net/
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