都心部の狭小地で1階にはどうしても自然の採光がとれません。そういう場合には、2階にリビングを設けたりしますが、その2階も周辺のお宅が迫っていていますから、大きな窓をとれば、お隣さんと目がバッチリあってしまう心配もあり、プライバシーが確保するのは難しいのが実情です。
そういう場合にどこから自然の光を取り込むか、いつも知恵を絞ります。
「coriander_House」の場合には、吹き抜けの上にハイサイドライト（高窓）を設けて、そこから光が降り注ぐようにしてみました。
夏は風も抜けますし、見上げれば空も見える。なかなか良い感じの空間になったと思います。
(初出：キノイエセブンFacebookページ 2015年2月25日 古川泰司）