寝る時は、ベッド派?タタミ派?もちろんそれぞれに良さがありますね。床の硬さは個人の好みでしょうが、畳は通気性があり、香りが良いのも特徴。ベッドは寝起きのしやすさ、また老後のことを考えると介護のしやすさといったこともメリットになろうかと思います。その両方の良いとこ取りをしたのが畳ベッドですね。
小野育代さんが手掛けた『時を編む住まい』では、寝室に畳ベットを造作しておりました。畳はモダンな装いの縁なし。小上がりの両脇には引出式の収納となっています。畳と畳の間には、布団と布団とが適度な距離が保てるように中板が設えられ、お茶がしたくなる様相。品が良いですね。一畳づつの畳ベット(可動式)の連結部分であり、切り離すことも可能。中板の下も物が仕舞える収納スペースに。足元にはフットライト、枕元にはコンセントも設えられており、きめ細かな配慮がなされた畳ベッドとなっておりました。
雑司ヶ谷のマンションリノベ/設計:小野育代、文:根來宏典
更に詳しい『時を編む住まい(マンションリノベーション)』のレポート記事はこちら≫
Kommentare