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住宅の気密測定

更新日:2021年5月18日


 新築中の住宅で気密測定を行いました。測定機を窓に設置し、室内を減圧して内外気圧差と風量を測定して気密レベルを計算します。

数回測定した結果は、C値(隙間相当面積)1.7㎝²/㎡~1.5㎝²/㎡。測定中に基礎の排水貫通部から空気が漏れているのを発見し、応急処置をしたところ数値が改善しました。

住宅の気密の基準は、次世代基準では東京で5㎝²/㎡以下、北海道で2㎝²/㎡以下とされていました。北海道以下ですからまずまずの値です。気密施工に手慣れた工務店ではもっと上がり、1㎝²/㎡を切る性能で施工することもできます。

気密測定の際は、換気扇などの開口部を粘着テープなどで密閉して測定するので、高い値が出ますが、日常では換気扇や吸気口が開いているので、住宅は気密にはなりません。気密性能は測定してみないと判らないので、現在の断熱基準では、気密性能は問われていません。

 それでも気密試験をするのは、漏れてはいけない箇所がないかどうかチェックするためです。 この住宅では床下エアコンで全体暖房をするので床下の気密性能を重点的にチェックしました。

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