
小野育代さんが手掛けた『時を編む住まい』。基本的な灯りは、間接照明としています。黒い床、荒々しいコンクリートの躯体とは対照的に、天井自身が照明器具とも言える上品な設え。
天井から吊られた木枠の造作ライティングレール。上部にはラインライトを仕込み、白い天井をレフ板として空間全体を照らしています。下部にはライティングダクトを埋め込み。LDKはアトリエも兼ねており、手元や絵に光が当たるようにスポットライトの位置を自由に動かすことができます。

オーナーがこれまでの暮らしでも使っていた60年前の照明器具。ランプをLEDに交換し、書斎、書庫、リビングの3か所に吊っています。 新旧混在しつつも、調和の取れた設えとなっておりました。

雑司ヶ谷のマンションリノベ/設計:小野育代、文:根來宏典
更に詳しい『時を編む住まい(マンションリノベーション)』のレポート記事はこちら≫
(1枚目の写真/Ippei Shinzawa)
Comentarios