収納を暮らしの動線から考える(動画ミニセミナー根來)「収納を暮らしの動線から考える」7分32秒 説明文:収納を、ウォークインではなく、スルーにする。 室単位がウォークスルーで繋がっていれば、 家全体に回遊性が生まれ、機能的に家事が行え、暮らしが楽しくなりますよね。 そんな住まいの設計ポイントをお伝えします。 築紡 根來 宏典
木製建具建具を木製で作りたい人も多いかと思います。アルミサッシの感覚ですと、少し値段が張るように思われる方が多いかもしれませんね。また都心ですと、防火の関係で諦めている方も多いかと思います。こちらの住宅も防火性能が求められる地域ですが、プランニングのテクニック(延焼ラインをかわす)...
幸せが舞い込む木【紡|紀州のセミコートハウス】の広間。12枚の琉球畳が敷かれ、中央の2枚を剥して座卓を置くと、掘りごたつになります。 座卓は、重厚感ある耳付トチノキ。工事期間中に慌てて探すのではなく、建主さんが気に入った板を見つかるのを待って手に入れたもの。トチノキは、葉や実が多く付くこと...
古びたキッチン【土間の広がる家】のキッチン。奥さまより「キッチンの面材は、古びた感じで」という要望。古びた、ダメージ、アンティーク、ヴィンテージ、、、その表現で受け取り方は様々ですが、素材感を大切にしたキッチンを目指しました。 素材は道産ナラ15mmのフローリングを、わざと傷つけ、雨曝し...
キッチンの佇まい玄関を入って正面にキッチンがある佇まい。火気使用室に内装制限のかかる住宅です。キッチンだけでなく、ダイニングやリビング、吹抜などもワンルームとして繋がっていれば、全て火気使用室として扱われます。つまり、それと繋がる空間の内装には木部を現すことができません。でも、こちらの住宅...
数寄屋素材を現代の住まいに数寄屋とは茶室のこと。日本が育んできた文化は、現代住宅でも受け継ぎたいものですね。とはいえ、本格的な茶室をこしらえるわけではありません。その伝統的意匠を活かし、モダンに仕立てることをテーマとした事例を紹介します。 キッチンから小上がりの和室を見た様子。障子の桟は、デザイン組...
焼杉と勝手口とモミジ焼杉の外壁が印象的な佇まい。木肌色の建具は、キッチン脇に設けた勝手口。駐車場に車を停めて、重い買い物を外から放りこめるように。また宅急便で届く重たい荷物は、こちらからでも受け取れるようにと奥さまの要望。つまり全体の配置計画として、勝手口が道路に面した目立つ位置にあります。勝...
在来浴室とユニットバスのあいだ在来工法の浴室、メーカー品のユニットバス、それぞれに一長一短があり、悩まれる方も多いかと思います。今日は、その中間と言いましょうか、ハーフユニットバスのお話をしてみようと思います。 腰下がユニットバス、腰上は在来で自由に作れるという浴室。防水工事が要らないので、施工性が優れ...
時を刻む古建具小野育代さんが手掛けた『時を編む住まい(マンションリノベーション)』。白いフレームにアンティークガラスの扉、オーナーの以前の住まいにあった建具だそうです。60年前に作られたものらしく、暮らしの変遷とともに、60年、20年、そして現在へと時を刻むもの。最も出入りの多い玄関ギャ...
良いとこ取りの畳ベット寝る時は、ベッド派?タタミ派?もちろんそれぞれに良さがありますね。床の硬さは個人の好みでしょうが、畳は通気性があり、香りが良いのも特徴。ベッドは寝起きのしやすさ、また老後のことを考えると介護のしやすさといったこともメリットになろうかと思います。その両方の良いとこ取りをしたの...
荒々しさと上品さ、新旧混在小野育代さんが手掛けた『時を編む住まい』。基本的な灯りは、間接照明としています。黒い床、荒々しいコンクリートの躯体とは対照的に、天井自身が照明器具とも言える上品な設え。 天井から吊られた木枠の造作ライティングレール。上部にはラインライトを仕込み、白い天井をレフ板として空間全...
時を編む住まい/マンションリノベ小野育代さんが手掛けたマンションリノベーションを訪れてきました。 豊島区にある築20年のマンションの一室。広さは65㎡(20坪)。元はオーソドックスな3LDKの間取り。それをほぼスケルトンにし、書斎、書庫、ギャラリー、アトリエを満たしたご夫婦の住まい。...
8/3(土)紀州の家オープンハウスのお知らせ雨の日が続いていますね。工事も佳境に入った『紀州の家』。雨の日こそ、魅力を増す建築を目指して設計した住まいです。このたび建主さんのご厚意により、オープンハウスを開催させていただくことになりました。ご案内させていただきます。...
ちょっとした穴倉空間のよう根來さん設計の筑波の家にある小上がり。 一段上がった畳の部屋(小上り)は生活の中で様々な変化を味あわせてくれます。 茶の間であったり、客間であったり、家事室であったり・・・ この足を下ろせる堀炬燵のような書斎スペースは、...
少し高めに設けられた窓道路側に窓を設けるとき、通りを歩く人の視線が気になります。 でも、光は採れいれたい。 根來さん設計の筑波の家は、中庭に向けて開放的になっており、 通り沿いは写真のような少し高めの窓が設けられていました。 少し高めの窓は、道路からの視線を遮りながらも、内部に光を供給してくれま...
栗の殴り仕上昔は鉋(かんな)や電動工具も無く、 斧や鉈のような道具で木を加工していました。 技術が進み、超仕上げなどの機械で平らに仕上げる事は容易になりましたが、 何か手作り感が無く、味気なさを感じてしまいます。 根來さん設計の筑波の家では畳の周囲に栗の殴り仕上げが採用されています。...
大きな垂木根來さん設計の筑波の家。 特徴のひとつ、屋根を支える傘の骨のような垂木。 垂木のサイズはいろいろありますが、 支える距離と見せ方で決められます。 垂木は通常、天井裏に隠れてしまう構造材なため、 45×40~105程度の木材が使用されます。...
家族の場を中心に。秋晴れの日、筑波の根來さんの設計した家にお邪魔してきました。 根来さんの設計した家には最近何度かお邪魔していますが、ここ3軒ほどは、比較的広い敷地の平屋で、根來さんらしさが随所にあるなと感じる家ばかりでした。 根来さんの設計はダイナミックな空間と様々な素材の構成が特徴。...
震災、戦災に耐え抜いた木造3階建てイカす木造建築の紹介。東京都文京区の根津には、下町の名残が色濃く残っていますね。こちらは『はん亭』。大正6年(1917)、総ケヤキで建てられた木造三階建て。 戦後、建築基準法の成立により一時は建てられることがなくなった木造三階建て。震災、戦災に耐え抜いたという意味でも貴重な...
杉板に包まれ、ついつい長居を古川さんが設計された鎌倉のK邸。整理整頓されたロフト(小屋裏収納)の様子です。 リビングに貼られた杉板天井が、大らかに繋がる空間。小屋裏収納は、天井高さが1.4m以下という規定がありますので、少し屈まないと歩けませんが、腰を下ろすと、その包まれ感が心地よい。...